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ペットが増えすぎて世話ができない多頭飼育崩壊とは

ペットが増え過ぎて飼えないケースが増えている

ペットは人に癒しを与えてくれる大事な存在ですが、きちんと世話ができるのかということは真剣に考えないといけません。

かけがいのない生命を預かっているわけですから、大事に飼える環境にいるというのはペットを飼う一つの条件と言えます。
また、自分は良くても周囲の人、隣人や集合住宅の管理人に迷惑をかけていないかということも考慮すべきです。

こうした条件を満たすことができず、ペットに危害が及ぶような飼い方、周りの人に迷惑をかけるような飼い方をしているケースが増えています。
特に「多頭飼育崩壊」と呼ばれる状態が多くなっています。

これは、ペットをあまりにも多く飼い過ぎて、スペースの問題や衛生上の問題、世話が行き届かないなどのリスクを負っている状態を指します。
そして、多くの場合飼い主だけでなく、周りの住民に迷惑がかかっていることがあるので、飼い主とペットだけの問題だけではなくなっています。

悪臭と騒音が大きな問題となることも

多頭飼育崩壊の問題では、まずペットの健康に悪影響をもたらすことが多いという点があります。

きちんと管理することができないほどたくさんのペットを飼っていますので、食料が十分に行き渡らなかったり、衛生面で非常に悪い状態に陥ることが多いからです。
また、ペット同士でのケンカなども多くなり、身体的なダメージを負ってしまうこともあります。

さらに社会的な問題として考えないといけないので、周りの人に及ぼす影響です。
数十匹ものペットを都市部で飼っていると、当然騒音や悪臭が出てきます。
実際に、多頭飼育崩壊の大きな問題となっているのは、この騒音と悪臭で、近隣住民からの訴えによって事態が発覚することがほとんどです。

自治体と地域住民による対応がカギとなる

こうした多頭飼育崩壊は、誰も得することがない問題として、解決そして予防をする必要があります。
場合によっては、自治体の直接介入が必要となることもあります。

あまりに不潔な状態でペットを飼っている、心身のダメージを受けているという状態であれば、動物愛護法の観点から飼い主に責任が問われます。
必要に応じて改善を促したり処罰を含めた毅然とした対応を自治体が取ることが求められます。

また、多頭飼育崩壊が起こっている家庭は、往々にして孤独感が強いなどの精神的な問題を抱えているものです。
そのため、地域社会で住民同士のコミュニケーションを取り合うよう努力する、孤独感を和らげるために日ごろのつながりを強化するなどの取り組みが欠かせません。

多頭飼育をしている一人暮らしの家などの情報を早めに得て、住民同士でケアをしてあげるというのも大事な予防策となります。