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タクシードライバーになった猫のお話「ネコのタクシー」

引用元:ネコのタクシー|絵本ナビ : 南部 和也,さとう あや みんなの声・通販
https://www.ehonnavi.net/ehon/15263/ネコのタクシー/

イギリスが舞台のかわいらしいストーリーの猫絵本

ちょっと心がほっこりするような、かわいらしい猫の絵本が読みたくなったらおすすめなのが、この「ネコのタクシー」です。

舞台はイギリスということで、出てくる人や建物の雰囲気が日本とはずいぶん違っていて、味のある絵本という感じがあります。
そして、主人公である猫のトムと絵本に登場する猫たちも、なんとなくイギリスチックな感じがします。

トムはもともと野良猫でしたが、ついにランスさんの家庭に引き取られて家の猫として生活を始めるというところから物語がスタートします。

のんびりとした生活をタクシードライバーのランスさんと送っていましたが、ランスさんが怪我をしてしまったため、仕事ができなくなってしまいます。
そこで、トムが代わりに外に出てタイトルにもある「ネコのタクシー」をすることになったのです。

猫がタクシーをするという楽しい設定がたまらない

もちろん、猫がタクシーをすると言っても、人間の車を運転するわけではありません。
自分の足で猫たちを相手に、いろいろな物を運んだり猫たちを運んだりします。
そして、もらう報酬は1ポンドです。

登場する街の猫たちは、タクシーに乗れるということに喜んで、トムのタクシーを競って使うようになります。
そして、運賃の1ポンドは街のいろいろなところに落ちているので、その1ポンドを拾うために猫たちも記憶を掘り返して見つけてきます。

トムは飼い主のランスさんのために、一生懸命タクシーで働き、救急車のような仕事をしたり、泥棒を走って追いかけたりするなど、街の中で大活躍をします。
このトムの必死な働きを見ていると、読んでいる自分もなんだか元気になって、頑張っていこうという気持ちになれるのが素敵な絵本です。

子どもも楽しく読める猫絵本の傑作

この「ネコのタクシー」は、若干文字の分量が多く、絵が途中に挿入されているという感じの絵本です。
そのため、一見すると小さな子どもには飽きてしまうかなという印象があります。
しかし、物語がとてもユーモラスで面白いのと、挿入されている絵が非常に楽しく子どもを惹きつけるものがあるので、字が読めてストーリーを理解できる子どもであれば飽きずに楽しんでくれます。

全体で10話に分かれて作られていますので、1話ずつじっくりと読み進んでいけるのも楽しいところです。
読み聞かせをしても魅力のある絵本となっていて、まだ字が読めない子どもに親が読んであげるのにもぴったりです。

このように、「ネコのタクシー」は他にはない独特の魅力を持った猫絵本となっています。
世界中で愛されているだけの力と楽しさがありますので、何かいい絵本はないかと探しているのであれば一押しです。